Webサイトを制作したり運営をしていると「ドメイン」「サーバー」という言葉をよく使います。ドメインやサーバーとは、どういった役割や仕組みなのでしょう?これらは一体どういったものなのか、種類の違いやおすすめのレンタルサーバーなどをご紹介いたします!
ドメインとは一体なにか?
「ドメイン」とは、簡単に言えばインターネット上にある住所のようなものです。ホームページを見るときに、インターネット上のどこにいるのかを特定するために使われます。
この「ドメイン」がなければ、Webサイトを公開することはできません。Webサイトを公開する際、ドメインは必要不可欠なものであり、このドメイン名は好きなものに設定することができます。これはインターネット上に同一の物は存在しません。好きなものを選べますが、早い者勝ちとなります。
サーバーとは?
「ドメイン」とは、インターネット上にある住所のようなものだと説明しましたが、それに対して「サーバー」は土地のようなものです。そして、その土地の上に立つ家がWebサイトだと思えばわかりやすいでしょうか?
つまり、ドメインがあるだけではWebサイトの公開までに至らず、ドメインをおく場所である「サーバー」にWebサイトのデータをおいておくことで、はじめてWebサイトがインターネット上に公開されるのです。メールも同様で、メールを受信し実際にデータとして蓄積しておく場所にもなります。
サーバーの種類
レンタルサーバーとは、サーバーの一部やその全てを貸し出すサービスです。大きく分けて、以下の4種類があります。
①共用サーバー
1台のサーバーを、複数人で共有して利用します。手軽に使いたい方におすすめです。メリットとしては、レンタル費用が安く、専門知識がなくても扱うことができることが挙げられます。逆にデメリットといえば、カスタマイズができないこと、そして他のユーザーの影響を受けやすいことなどが挙げられます。
②専用サーバー
1台のサーバーを占有し、利用できるサービスです。サーバー構築のための専門知識が必要になります。こちらのメリットは、他のユーザーの影響を受けることがないことと、カスタマイズが可能であること(必要なアプリをインストールすることが可能になるなど)で、デメリットとしては、レンタル費用が高くなることと、自身で構築やメンテナンスをする必要があるので、専門的な知識が必要となります。
③VPS(仮想専用サーバー)
1台のサーバーに、複数の仮想専用環境が用意されているサービスです。専用サーバーよりも自由度は低く、こちらもサーバー構築の専門知識が必要になります。メリットはひとりで専用の環境を利用できることや、他のユーザーの影響を受けにくいことで、デメリットとしては専用サーバー同様に専門知識が必要になることと、専用サーバーほどの自由度はない場合が多いことです。(利用できるOSが限定されている、など)
④クラウドサーバー
基本的な部分はVPSと同じですが、VPSよりも自由度が高いサービスです。こちらもサーバー構築の専門知識が必要となります。メリットは従量制課金制で料金を抑えることが可能になることで、デメリットはこちらも専用サーバー同様に専門知識が必要になるということです。
よく耳にする「ドメイン」「サーバー」について、なんとなく仕組みがお分かりいただけたでしょうか?何気にホームページを表示させるだけでも、ページの裏側ではいろんな仕組みが働いていておもしろいものです。Webサイトの運営を行う際は、「ドメイン」「サーバー」を正しく理解して、情報管理をしっかりと行うようにしましょう。