ホームページとは何か

ホームページとは、パソコンやスマートフォンなどを使ってインターネットの情報を見るときに、ブラウザに表示されるページの集合体のことを言います。「Webサイト」と同じ意味で使っても問題ありません。

しかし当初は「ブラウザを開いた時に最初に表示されるページ」という意味であったため、「Webサイトのことはホームページとは言わない」と思っている人もいます。このように言葉は時代とともに変化するので、どちらも正解なのです。

ホームページの意味の移り変わりを知ることにより、言葉の意味について正しく理解することができるはずです。

■ホームページって何?まずは言葉の意味を解説!

ホームページという言葉の定義は曖昧で、とても分かりにくいものです。さらに意味を分かりにくくしている理由として「本来の意味」「進化した意味」「広義の意味」がそれぞれ違うことにあります。

本来の意味「ブラウザに最初に表示されるページ」

ホームページという言葉の本来の意味は「Webブラウザを起動したとき、最初に表示されるように設定されているWebページのこと」を指します。

パソコンやスマートフォンなどで調べ物をするとき、まずGoogle ChromeやMicrosoft Edgeなど、Webブラウザを起動します。その時に最初に表示されるよう設定しているページのことを「ホームページ」といいます。

進化した意味「Webサイトの表紙にあたるトップページ」

ホームページという言葉は、次第にウェブサイト全般のトップページという意味でも使われるようになりました。

別のページを見た後「ホームボタン」をクリックすれば、ホームページ(サイトの表紙のページ)に戻ってこられるように設定されていたりしますが、これがまさにそれにあたります。

広義の意味「Webサイト」と同じ意味

さらに、時間と共に「ホームページ」の意味がもっと広い意味で使われるようになっていきました。現在のホームページといえば「特定のドメイン下にあるWebページの集合体」の意味で使われることが多くなっています。

現在では、この広義の意味で「ホームページ」を使っている方が多く「ホームページ」=「Webサイト」と同じ意味と捉えて問題ないでしょう。

しかし、中には狭義の意味でホームページを認識している方もいるために、人によってホームページの定義が違うという、ややこしい事態なっているのです。

役割が違う!ホームページの5つの種類

ホームページという言葉の意味が分かったところで、さらに「ホームページ」というものが一体どんなものなのか、5つに分類して説明していきます。ホームページの役割を理解することで、それによって得られる効果がわかりやすくなります。

・会社の情報を伝える「コーポレートサイト」

会社の顔となるコーポレートサイトは、企業の情報を伝えるホームページです。名刺にホームページのURLを記載している会社も多く存在します。

コーポレートサイトには、会社概要・経理理念・事業案内・IR情報・採用情報など、多くの情報が掲載されています。自社の顧客はもちろんのこと、取引先やクライアント、株主、採用応募者など、多くのターゲットに向けた内容になっています。このコーポレートサイトを丁寧に作り込むことで、信頼感を与えることができます。

・商品やサービスを紹介する「サービスサイト」

商品やサービスを魅力的に紹介するホームページのことをサービスサイトいいます。

ターゲットとするのは顧客や潜在顧客で、商品やサービスのメリットやベネフィットを伝えるのがその目的です。最終的には、購入や問い合わせにつながるように設計されています。

・商品を売るための「ECサイト(通販サイト)」

商品を売るためのホームページをECサイト、または通販サイトといいます。ホームページ内にカート機能や決済のできる機能が取り入れられており、顧客は気になった商品を直接購入できます。

サービスサイトとの違いは、その場で購入してもらうことが目的なので、カート機能の使いやすさやレビュー機能など、ユーザーに寄り添った設計が施されています。

・1ページでサービスを訴求する「LPサイト」

商品やサービスの訴求を目的としたホームページのことをLPサイト(ランディングページ)、またはプロモーションサイトともいいます。

検索サイトの結果ページにある広告をクリックすると、移動した先に表示されるのがこのページです。商品やサービスの魅力を、1ページで詳しく伝えることに特化しています。ページから離脱されること防ぐために、他のページへのリンクは設置されていない場合がほとんどです。縦長のページで商品情報やクチコミなどを一気に紹介し、その場で購入までつなげるよう構成されています。

・ブランドの価値を高める「ブランディングサイト」

ブランディングサイトはその名の通り、会社や商品のブランディングを担うホームページです。最近は「オウンドメディア」という自社コンテンツを立ち上げ、ブランディングを行う会社が増えています。

オウンドメディアは、ブランドのイメージを向上させるだけではなく、サイトの価値を高めるSEO効果(サイトが検索される順位の上位に表示されること)があるとして注目されています。

結局、ホームページとは言わないの?

ここで最初の問題に戻ります。結局のところ、Webサイトのことはホームページと言うのか、言わないのか。

結論として「ホームページと言っても間違いではないが、詳しい人はWebサイトという言葉を使うことが多い」ということになるのではないでしょうか。

 英語では、インターネット上のページ全般を示す言葉としては「website」が一般的ですし、Web制作会社では「ホームページ」とは呼ばずに「Webサイト」というのが一般的です。Googleで検索した結果に至っても「ホームページ」より「Webサイト」という方が多く、今は「Webサイト」という表現の方が一般的であることが分かります。

まとめ

ここまで、ホームページの言葉の意味について説明しましたが、ホームページとはどういうものか、少しは理解していただけましたか?昔はホームページを作成するのは難しく、HTMLなど特別な知識が必要でした。しかし今は、ホームページ作成サービスを使えば、知識もデザインスキルも一切なしで、誰でも簡単にホームページを作ることができます。当社のplus arch制作部でもホームページ作成のお手伝いをさせていただきますので、興味がある方はぜひサービスページをご覧になってみてください!

 

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