PCやスマホを使って情報を検索することが当たり前となっている今、ホームページを持つ事で、建設業は見込み客との接点を持つことができ、受注に繋げることも可能です。その他、営業コストの削減や、経営者の思いを伝えるなど、他業種と同じく、建設会社にとってもホームページは非常に大切な役割を果たします。今回は、建設業におけるホームページの必要性やメリット、またホームページをうまく使うコツなどを解説します。
建設業におけるホームページの役割
建設会社におけるホームページの役割は、工事を依頼したいと思っている見込み客に対し、自社をアピールし、自社との接点を持てることにあります。
では、自社との接点を持てると、どういうメリットがあるのでしょうか?見込み客の行動を元にして、建設会社がホームページを持つ役割を確認してみましょう。
まずはホームページから、見込み客は建設会社のサービス概要を把握します。そして、顧客のニーズを満たせる可能性があれば、建設会社に問い合わせて商談し、見積もりをもらい、工事内容と金額に納得すれば、建設会社に受注をします。
このように、建設会社がホームページを持つことで、見込み客は自社との接点を持ち、結果、受注に繋がる可能性があるのです。反対に、ホームページを持っていない建設会社は、見込み客にとって、検討の選択肢にすら入らないわけです。
建設業におけるホームページの必要性・メリット
・受注に繋がる
上記でも説明したように、建設会社がホームページを持っていることによって、受注に繋がる可能性があります。ホームページを通じて、見込み客との接点を持った建設会社は、サービス内容を提案した後、見積もりを作成し、受注に繋げていきます。
・営業コストを削減できる
営業コストを削減できるのも、建設会社がホームページを使うことのメリットとなります。営業担当者はホームページから見込み客を獲得し、電話やメールによる営業から「自社の顧客」へと育てていきます。見込み客を獲得する手間が省けるので、営業コストを削減できるというわけです。もしホームページがなければ、営業担当者は見込み客を獲得するところから力を入れなくてはなりません。見込み客を獲得できなかった場合、知り合いからの紹介や飛び込み営業などを通じて見込み客を獲得し、さらにそれを顧客へと育てていく営業担当者の負荷は、非常に大きくなってしまいます。
また、ホームページは365日24時間稼働しているので、会社が休日のときであっても、ホームページが営業活動をしてくれます。メールフォームがあれば、休日に問い合わせがあっても、営業日に確認することが可能になります。
・経営者の思いを伝えられる
ホームページには、経営者の経営方針や経営理念などを載せることも可能です。法人の顧客を相手にする場合「この建設会社は、どういう経営方針で経営しているのか?」を気にしますが、ホームページがなければ、営業担当者や、経営者自らが経営者の思いを説明しなくてはならないので、手間が発生してしまいます。
・人材の確保に繋がる
建設会社がホームページを持つことで、人材を確保しやすくなります。例えば求人サイトで、採用情報を確認した応募者が、建設業A社に応募したいと思った、とします。求人サイトにも、A社の情報は載っているものの、応募者は経営方針や人事戦略、また職場の雰囲気などを見たいので、A社のホームページを確認します。そこで、ホームページに応募者が知りたい情報が載っていれば、A社に対する志望度も高まるかもしれません。ホームページに掲載できる内容は自由なので、企業理念や自社サービスの案内、そして採用情報などを充実させることが可能です。応募者が知りたい情報を適切に掲載することにより、より良い人材の確保へと繋がります。
建設会社におけるホームページの役割と、ホームページを持つことのメリットについて説明してきました。PCやスマホで、情報検索することが当たり前となっている現在では、ホームページがなければ将来の取引の機会を失うことになりかねません。自社内で、できるだけ工数をかけずにホームページを制作し、継続的に更新していくことで、見込み客を獲得して受注に繋げていきましょう。